グミ研究所 Gummi lab.

オリジナルグミをOEM生産・ODM生産する「グミ研究所」

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グミのOEM製造 ~オリジナルグミができるまで~

グミのOEM製造 ~オリジナルグミができるまで~

日進乳業(グミ研究所)のグミ製造はおよそ60年前に企業のOEM製造からスタートしました。グミはご存じのように粘度のある製品ですので、柔らかすぎても固すぎてもいけません。それはお客様が食べた時は勿論のこと、製造工程においても、柔らかすぎると固まらず、固すぎるとノズルからグミが上手く排出されないので、ちゃんとした成型が出来なくなります。適切な粘度を保つためには、素材・糖度・温度ほか多くの要素が複雑に絡んでおり、皆さんが考える以上に職人技を必要とする製品です。
こちらの記事では、グミという食べ物の特徴から製造方法についてまとめています。グミのOEM製造を検討されているお客様やグミについて興味のある方に、さらにグミについての理解を深めていただければと考えております。

目次

グミとは

お菓子は食べ物の中でも、非常に種類の多い食べ物です。その中でも、グミの定義とは何なのでしょうか。また、グミというお菓子の特徴を活かしたグミの可能性について、考えてみたいと思います。

Merit

グミの特徴としてあげられるのは、「水分含有量が15%以上と多く、風味を高く保てる」ということです。一般的なキャンディーの水分含有量が2%前後ということを考えれば、その違いは歴然です。

そのため果汁など液状のものであれば、高度に濃縮したものをうまく固形にすることができます。固めるための材料であるゼラチンやペクチンの種類や配合工夫することで硬かったり柔らかかったり、バリエーションある食感を演出することが可能です。

代表的なお菓子であるキャンディー類とはここに大きな差があり、味、食感を組み合わせることで様々なニーズに対応できる可能性がある。それがグミの大きなメリットです。

グミのメリット

Meaning to solidify

固めることで、ごく少量では持ち運びにくい液状の食品などの取り回しが楽になることなども考えられます。

例えばみりんなどの調味料。
大量に必要なわけではなく、大さじ1程度の容量でグミのように固形であれば軽量の手間も省けますし、自宅のキッチンを離れて調理するキャンプなどでの使い勝手が良くなる可能性や、ポーションタイプのものと比べても容器が少なくすみ、環境に優しい商品が生まれるかもしれません。

固めるということは、色々な付加価値を生み出します。

固める意味を考える

New usage

果汁などを含んだ通常のお菓子としてはもちろんですが、原材料であるゼラチンやペクチンの特性や配合を研究し工夫することで、オーブンに入れても焼けずに型崩れもせず、食感を残すということも不可能ではないと当研究所では考えています。

こういったことが可能になれば、新たな料理のトッピング材料としてお菓子の枠を超えた「グミ」の使用法がどんどん生まれてくることでしょう。

すでに低温域では、食感を維持できるグミを提供しておりアイスクリームのトッピング材料として使用されています。さらに研究を重ねることで、より多くの冷菓、冷凍食品に使用できるようなグミの企画開発も進行しています。

新しいグミの使い方

グミのOEM製造とは

お客様のご依頼に合わせて、オリジナルのグミを品質管理の徹底された製造ライン(FSSC22000)で生産いたします。
企画~試作~製造(特殊加工)~梱包~納品まで、一貫した生産体制でご対応しております。

おいしいを形にする企画・提案力

お客様からの新製品製造の依頼に対し、技術的に可能かどうかを検討し、具体的な企画例を提案する開発スタッフと、二ーズやシーズを引き出す営業スタッフがミーティングで同席します。開発スタッフはこのプロジェクトの責任者として、新製品が生産ラインにのるまでの開発期間を、トータルに管理することになります。依頼を受けた日進乳業は、この開発スタッフを中心に社内ミーティングを繰り返し、企画提案開発と共同技術開発の二本柱で製品づくりに臨みます。

グミの特殊加工

水分含有量が多く風味を高く保てるグミは特殊加工することで様々なニーズに対応することができます。

糖衣グミ(シュガーコーティング)

グミのまわりを砂糖の層で包み、グミのベタつきや変形を抑え保護します。

外観 見た目の鮮やかさ、グミとは異なる質感(マット・光沢など)を付与することができます。
風味 グミと異なる風味を付与することが可能です。
また、グミの味わいをより引き立てるために酸味や風味を糖衣掛けで強めることもできます。
食感 グミの弾力・柔らかさとは異なる「カリッ」「ジャリッ」とした食感を付与することができます。
工程 グミと比べると60℃以下と加熱の無い工程のため、熱にあまり強くない原料でも使用できます。
保存性 グミを保護し保存性を高めます。(熱に弱いゼラチングミの保護・べたつきの発生・変形を抑えます)
包装 糖衣工程を行うことで、表面が滑りやすく、くっつきにくくなるため、包装適正が高いです。

種類について

糖衣工程が可能なグミの形状は3種類(円錐 小型・楕円 小型・楕円 中型)になります。

セミハードタイプ
特徴
  • ・糖衣層がカリカリした食感
  • ・発色が良い
型名 楕円 小型 円錐 小型
形状 楕円 小型 円錐 小型
重量(g) 0.7 1.2
セミハードタイプ

ソフトタイプ
特徴 ・糖衣層がしっとりした食感
型名 楕円 小型 楕円 中型
形状 楕円 小型 楕円 中型
重量(g) 0.6 1.6
ソフトタイプ

まぶしタイプ
特徴
  • ・粉糖と水飴でシンプルにコーディング
  • ・ペクチンタイプのグミのベタ付き防止
型名 円錐 小型 楕円 中型
形状 円錐 小型 楕円 中型
重量(g) 0.9 1.4
まぶしタイプ

センターイングミ

センターイングミとは、「2層構造のグミ」という意味です。
シェル部(外側の層)はゼラチンによるかっちりとした食感、センター部(内側の層)はペクチンによるジュレのようなジューシーな食感を合わせています。
一度に2つの食感を楽しめるため、贅沢な気分になり心が満たされます。

2層構造という特徴を活かせる風味を合わせることで、その風味の良さを引き立たせることができます。例えば、果物系の風味では果汁感のあるジューシーさが口の中に溢れます。ラムネなど飲料系の風味ではみずみずしさを表現することができますので、爽やかで且つ斬新な感覚が味わえます。

また、センターインの一番の強みとして、シェルとセンターは異なる釜で仕込み、同時に充填されます。つまり、シェルとセンターで異なる味付けにすることが可能です。それぞれ美味しい風味を掛け合わせ、誰も思いつかないような完全オリジナルの風味を作り出すこともできます。
他製品との差別化ができることが、一番の強みであると言えます。

通常の単層グミももちろん美味しいですが、個性と魅力を引き出せるのが弊社のセンターイングミです。

  • 糖衣グミ(シュガーコーティング)
  • 糖衣グミ(シュガーコーティング)

エアレーショングミ

エアレーショングミの特徴としてあげられるのは、一般的なゼラチンを使用しながらも、マシュマロのような粘弾性のある今までにない食感です。

この特徴のある食感は、仕込んだグミ液を専用の機械に通して空気を入れながら撹拌をすることで作り上げています。グミに含ませる空気量を調整することで、食感を変えることも可能です。
また、配合にもポイントがあり空気を抱き込みやすい特殊な配合です。

エアレーショングミはエアーを抱き込ませる工程がある分、グミ液全体が空気を満遍なく含みます。よって製品としての色合いが白っぽくなり、パステルカラーでとても可愛らしいです。

エアーを含ませる分、大きさは変わりませんが1個当たりのグラム数が小さくなるためカロリーは低くなります。グミを食べたいけれど、カロリーが気になるという方にはもってこいのグミと言えるかもしれません。

ふわふわとした食感、可愛らしい色合い、カロリー減と女子の心をグッと掴む、それがエアレーショングミです。

  • エアレーショングミ
  • エアレーショングミ

フルオーダー製造について

機能性グミ・果汁入りグミ・糖衣グミ・センターイングミなどご希望の“オリジナルグミ”を製造いたします。

ロットについて

最小ロット 200㎏程度が弊社で定める1回あたりの最小ロットですが、試作として少量の生産を請負うことも可能です。
  • ※グミの仕様や、オリジナル形状の有無によって変動いたします。
  • ※市販されているグミの内容量は1袋40〜50g程度です。最小ロット200kg製造した場合、おおよそ4,000~5,000袋出来上がります。

商品開発の流れ

①打ち合わせ → ②仕様確認 → ③試作 → ④配合調整(配合決定) → ⑤試作品耐久テストと検証 → ⑥ラインテスト → ⑦ラインテスト品の耐久テストと検証 → ⑧原材料表示・包材表示内容確認 → ⑨本生産・包材セット加工 → ⑩納品

※スケジュールはあくまでも目安になります。配合の難易度や生産スケジュールによって変動いたします。

試作について

試作の流れ 仕様確認 → 配合調整 → 試作のように、打ち合わせを重ねながら進めます。
使用原料の確認、素材の規格書確認、混合させられる可能性確認、製造可能性確認、色、形、味、機能性食品や特産品を入れられるかの確認を行い、試作決定します。
試作は実際の製造手法に則って行われます。
費用 120,000円〜/件(税別)
(制作費用、レシピ開発、量産用確認作業等)

※実施内容については要確認。
日数・数量 別途ご相談(原材料による)
※1回の試作で送付できる試作品は30〜100gを目安量としております。(約10粒~35粒程度)

ラインテストについて

大量生産が可能かどうか実際の本生産時の製造ラインを使用して行う、確認テストになります。使用する原料、固さはじめ、ラインにのるかどうかの確認作業となります。グミの生産は非常に繊細な作業となるため、このようなラインテストが必要となります。大量生産を希望されない場合は、別途ご相談ください。

価格について

打ち合わせを進めていく中で、お見積りいたします。
最終加工(袋詰め)、包材の手配も承っております。

グミの原材料について

グミの主な原材料は、水飴・砂糖・ゼラチン・澱粉加工品・酸味料・香料・色素・乳化剤・光沢剤です。

酸味料
酸味付けのために使用しております。またグミの品質を安定させるためにも配合しております。
香 料
風味付けのために使用しております。味の出し方の強弱も対応可能です。
色 素
天然着色料を使用しております。蛍光灯・太陽光に長時間あてた場合、色落ちする場合がありますのでご相談させてください。

※外装の材質は光を通さない、アルミ蒸着やアルミを推奨しております。

乳化剤
主に消泡目的として使用しております。
光沢剤
スターチモールド(型)からグミを取り出した後の、グミ同士の付着を防止する目的で使用しております。※グミ同士の付着防止にはオブラートも使用致します。

オリジナルレシピについて

オリジナル性を高めるため、原料を支給頂きグミへの添加をおこなっております。※支給頂く原料は、一般細菌数・大腸菌群・カビ・酵母等、食品衛生基準をクリアし、当社規格にあっている事が前提となります。

果汁 透明濃縮果汁を添加することが可能です。Brix(糖度)の基準はございませんが、多くの量を配合されたい場合は Brix(糖度)を50〜60程度まであげて頂くことを推奨しております。
粉末原料 粉末原料は水に溶解できる原料に限ります。
どのくらい水に溶解出来るかによって配合量が変わってまいります。また弊社では40 メッシュを通過できる原料を大きさの基準としておりますが、原料に黒点を含むものや、異物と間違えてしまうようなものを含む場合がございますので、ご確認をお願い致します。そのため、粉末原料を確認させて頂いてから使用可否をご連絡致します。
配合実績
ビタミン類
ビタミンA・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB3(ナイアシン)・ビタミンB5(パントテン酸)・ビタミンB6・ビタミンB7(ビオチン)・ビタミンB12・ビタミンC・ビタミンD・ビタミンE・葉酸※ビタミンA・ビタミンB5・ビタミンCに関しましては、グミに添加し完成した際、残存量が少なくなってしまう場合がございます。
※基本、ご相談とさせてください。
ミネラル類
カルシウム(乳酸カルシウム)・鉄・亜鉛・マグネシウム(硫酸マグネシウム)
※基本、ご相談とさせてください。
その他
食物纖維(ポリデキストロース)・スクワレン・プラセンタ・コラーゲンペプチド・ヒアルロン酸・ルチン・アサイーエキス・ブルーベリーエキス・ハトムギエキス・DHA・EPA・えごま油・セラミド・乳酸菌・オリゴ糖
配合できないもの

グミのゲル化(固めること)を阻害する成分やラインへの色移り、他製品へのコンタミネーションの懸念がある原材料は使用が出来ません。

  1. 特定原材料7品目を含むもの(卵・乳・小麦・そば・落花生・えび・かに)
    ※上記に準ずる21品目についてもご相談ください。
  2. 臭いの強いもの(ニンニク・魚・貝臭など)
  3. 着色性のあるもの(ルテイン・β-カロテン・クルクミン等)
  4. 水に溶解しないもの
  5. 固形物を含むもの(ペーストやジュースをご支給頂く場合、種や繊維分の有無をご確認願います。機械の摩擦等を考慮し、弊社では 40 メッシュを通過できる原料を希望しております。原料サンプルを少量送付して頂ける場合には①以外の項目を弊社にて検証させて頂くことも可能ですので、ご相談ください。また、製造可否に関しましては、試作を行い、グミ液との相性や味の出方等確認させて頂きます。)
  6. グミのゲル化を阻害するもの(タンニン・カテキン・塩等)
  7. 設備洗浄性が悪いもの(プロポリス等)

グミの色調変化について

グミはゼラチンの特性上、経時的に褐変化していきます。
また、一般的に使用しております「天然色素」は熱によって色調変化や退色するものが多く、中でも特に赤系、紫系、青系の色素は変化の度合いが大きい傾向がございます。(黄・オレンジ系は比較的変化が感じにくいです。)

耐熱性や耐光性を付与させた天然色素製剤を使用しても、完全に色調変化や退色を防ぐことが難しい現状です。
弊社ではある程度の退色変化は許容とし、著しい退色や変色につきましては不可の判断をしております。

アントシアニン(ムラサキイモ色素)を使用したグミの色調変化例

  • 製造直後

    製造直後

  • 10ヶ月経過

    10ヶ月経過

※上記画像はグミの一部画像を切り取っております。

これまでに製造したオリジナルグミを一部ご紹介

D3プラス葉酸グミ

D3プラス葉酸グミ

妊娠中の方、授乳期のママにとって必要な成分であるビタミンDと葉酸。不足しがちなこの2つの栄養素を手軽に摂取することが出来るグミを製造しました!

お客様名 Number51
生産タイプ フルオーダー生産
内容量 40g
特殊加工

お客様インタビュー

ランチグミー

ランチグミー

カルビー様史上初のグミ、「ランチグミー」が誕生!清涼感抜群のストロングミント(香料使用)で、食後のお口が爽やかに。麹菌S-03株発酵大豆エキス※と乳酸菌LP28株も配合。※麹菌S-03株で大豆を発酵させ、ろ過したものです。

お客様名 カルビー
生産タイプ フルオーダー生産
内容量 21g
特殊加工

お客様インタビュー

グミパーク

グミパーク

「白い恋人」など、北海道のお土産で有名な「石屋製菓」様が、3種類(アップル味/オレンジ味/グレープ味)のグミ「グミパーク」を製造。キャンディ・アート専門店 Candy Labo(キャンディ・ラボ)にて販売中!

お客様名 石屋製菓
生産タイプ セミオーダー生産
内容量 40g
特殊加工

モンストグミ ジューシーコンボ vol.2

モンストグミ ジューシーコンボ vol.2

モンスト5周年を記念して制作した「モンストグミ」の第2弾。味は、第1弾と同じとろける食感が嬉しいレモンオレンジ味のグミ!2019年4月6日より、全国のコンビニ・スーパーや「XFLAG STORE」各店で発売!

お客様名 ミクシィ[XFLAG(エックスフラッグ)]
生産タイプ フルオーダー生産
内容量 25g
特殊加工 センターイングミ

特設ページ

モンストグミ ジューシーコンボ

モンストグミ ジューシーコンボ

2018年10月10日にサービス5周年を迎えた、モンスターストライクの記念すべきグミ商品。2018年10月22日より、全国のセブン‐イレブンにて先行販売。10月26日からは全国のスーパー等でも販売開始。

お客様名 ミクシィ[XFLAG(エックスフラッグ)]
生産タイプ フルオーダー生産
内容量 25g
特殊加工 センターイングミ

特設ページ

グミdeコロン

グミdeコロン

エイベックス・マネジメントに所属する、グミ好きの「モデル 大石参月」「江野沢愛美」「Da-iCE 花村想太」が、グミ研究所と夢のコラボレーショングミ。

お客様名 エイベックス・マネジメント
生産タイプ フルオーダー生産
内容量 24g
特殊加工 糖衣グミ

特設ページ

グミ研究所について

グミ研究所では、OEM・ODM受託加工(200kgからの小ロットにも対応)を承っております。噛みごたえのある硬いグミ、ふるふると優しげな食感のグミ、糖衣のように周りをコーティングしたグミ、
カラダに良い成分を固めたサプリメントグミなど、品質管理の徹底された製造ライン(FSSC22000)で生産いたします。グミのことなら“グミ研究所”にお任せください。