グミ研究所 Gummi lab.

オリジナルグミをOEM生産・ODM生産する「グミ研究所」

お客様インタビュー 株式会社Number51 D3プラス葉酸グミ

お客様インタビュー
株式会社Number51

D3プラス葉酸グミ

早速ですが、Number51様について教えてください。

長岡様

私はシステムエンジニアとして働いておりましたが、独立して2017年に設立した会社がNumber51です。Number51では、ウェブ、スマホアプリの開発や、システムのコンサルティングを行っています。

グミ研究所

御社のHPを拝見しましたが、様々な取り組みを行われているのですね。その中でも具体的な事例を教えて頂きたいです。

長岡様

例えば、スマホアプリの開発例として、株式会社ポーラスタァと赤ちゃんのためのフォトブックアプリ「BABY365」の開発を行いました。(「BABY365」は赤ちゃんの毎日の成長を写真とコメントで簡単に残せるフォトブックアプリ)アプリは日々の小さなバージョンアップや、ユーザーサポートが重要ですので、アプリ作成だけでなく、バージョンアップ、その後のメンテナンスも行っています。

また、赤ちゃんの成長記録アプリ「ミルケア」の開発にも携わっており、私自身はミルケア社のCTOも務めています。このように、妊娠中の女性や産後のママ、赤ちゃんのいるご家庭に向けたサービスに多数関わっているシステム会社です。

グミ研究所

IT関連に専門的な知識がない方にとって、システムの導入やアプリの開発等はハードルが高いので、御社の取り組みは本当に有難いですね!しかし、なぜシステム会社の御社が食品開発に着手されたのでしょうか?

長岡様

商品開発を行うきっかけとなったのは、「何かカタチに残るものを作りたい!」と思ったことです。

グミ研究所

カタチに残るもの、ですか。

長岡様
長岡様

はい、私たちは目に見えないサービスを商品として提供しています。
日々新たな技術開発が行われることで、IT業界も成長し続けていますが、システムエンジニアとしてはコンピュータの性能の限界や、ITを用いたイノベーションの停滞の先に、どのような技術やビジネスの選択肢があるのか、と考えることがしばしばあります。

目に見えているようで、パソコンの電源を切れば目に見えなくなってしまう…そう感じた時に、何か別の視点から、目に見えて形に残るものを作りたいと考えるようになりました。

グミ研究所

なるほど、そのような経緯があったのですね。
それでは数ある商品の中から、なぜグミを選ばれたのでしょうか?

長岡様

グミとサプリメントの可能性に注目したからです。
はじめにご紹介した株式会社ミルケアでは、産科医の先生らの助言をいただきながら、妊娠中の女性や、産後のママ、赤ちゃんの健康をテーマにした事業を行っています。

妊産婦について調べると、日本人女性にビタミンDが足りていない傾向があるとわかりました。
日本人女性は日焼けを避ける傾向にあり、日光を浴びることで生成されるはずのビタミンDが生成されないことや、魚を摂取する頻度が減少したことが、ビタミンD不足に繋がっています。

グミ研究所

この猛暑と昨今の状況から、なかなか外に出ないことも相まって日光を浴びる機会は減ってしまいますよね。

長岡様

そうなんです。ビタミンDが不足すると、感染症などの発症リスクが高まります。
特に妊婦さんにビタミンD不足がみられると、妊娠合併症や早産、喘息などのリスクが高まり、授乳期のお母さんに不足すると乳児の「くる病」や「O脚」など、骨の発育にも影響を及ぼす可能性があります。

グミ研究所

妊婦さんが意識的に葉酸を摂取するイメージはありましたが、ビタミンDの摂取も重要になるのですね。

長岡様

はい。欧米では葉酸だけでなく、ビタミンDもサプリメントとして日常的に摂取しているのですが、日本ではビタミンDを意識的に摂取することが少ないため、私たちはビタミンDに注目しました。

しかし、ビタミンDを摂取できる商品は大手から錠剤サプリは出ていたので、私たちが市場に参入するためにはどうしたら良いか、妊婦さんにサプリメントの摂取に関するアンケートを行いました。

グミ研究所

どのようにアンケートを行われたのでしょうか?

長岡様

アンケートについては、株式会社ポーラスタァが運営する妊婦さんや新生児に関するリサーチセンター「ニンプスラボ」にて実施しました。(ママの本音アンケート「妊娠中のサプリメント、どう選ぶべき?」)

上記アンケート結果から、妊娠中にサプリメントを摂取した方は91%、摂取しなかった方は9%という結果になりました。摂取しないと回答された方に理由を聞いたところ「サプリが好きではない、面倒、つわりで摂取が困難だった」がトップ3となっています。その中でさらにコメントをチェックしていたところ、「つわりの時は小さな錠剤や、グミなどで摂取していました」と書き込みがあり、グミに可能性を見いだしました。

また、社員にグミ好きでグミ協会に属しているスタッフがいて後押しがあったこともグミへの着目に繋がった要因の一つですね。

長岡様
グミ研究所

私たちもサプリメント系のグミ商品を定期的に調査していますが、ビタミンDだけに着目したような商品は少ないですね。

長岡様

はい、日本ではまだまだサプリメント系のグミ商品は少ないので、もっととがらせて、妊婦さん、女性をターゲットにした商品が作りたい!と思い、「D3プラス葉酸グミ」の商品展開を考えました。

日進乳業(グミ研究所)を利用した経緯や、決め手となった点を教えてください。

長岡様

まずはインターネットで、グミのOEMについて相談できる会社を調べようと思い検索したところ、3社お願いできそうな会社を見つけました。その内1社目は返信がなく、2社目は問い合わせ先が分からず・・・問い合わせを行うことすらできませんでした。

また最小ロットが1tなど、生産量が多い会社が多く、大手企業が参入する市場なのかと諦めていたところ、最小ロット200キロからのグミ研究所を発見し、ここだ!と思いメールをさせて頂きました。

グミ研究所

ありがとうございます!
当初お問い合わせを頂いた際、日進乳業ではグミ製造に関して、コンサルティング業務も行わせて頂いておりますので、出口戦略についても事前にヒアリングさせて頂きましたね。

長岡様

販路について質問されたとき、販路がないと断られるのではないかと心配になり、メールで細かく説明させてもらったことは今でも覚えています(笑)

製作にあたり、こだわったポイントはどこですか?

長岡様

やり取りをはじめてからしばらくの間は、日進乳業さんにどのようなグミ仕様が一般的か、包材は何を選定すれば良いか等、コンサルティング面でもサポートして頂いていたので、お任せでお願いしていましたが、何パターンかグミの形状サンプルを用意して頂き、私たちが選定する辺りからこだわり始めました。

グミ研究所

確かに、形状にこだわりをもたれている印象がありましたので、いくつかご提案させて頂いていましたね。

長岡様

毎日食べることが楽しみになるような商品を作りたいと思いました。
対象の妊婦さんや産後のママはつわりがあったり、お子さんのお世話で時間にも限りがあります。
そんな状況の中でも、なるべく食べやすい形状や食べることが癒しになるような形や味にこだわり、開発を一緒に進めさせて頂きました。

グミ研究所

他にもこだわられたポイントがあれば教えてください!

長岡様

商品名の「D3プラス葉酸グミ」は、わかりやすく、がポイントです。
商品名のプラスには、今回は葉酸が含まれていますが、他にも商品展開したいという、+αのイメージで付けました。

出来上がりはいかがでしたか?

長岡様

一番印象的だったのは、頂いたサンプルを試作して、今回のオレンジ味に決めた瞬間です。

グミ研究所

オレンジ味の前は、ぶどう味での提案を行わせて頂いていましたね。

出来上がりはいかがでしたか?
長岡様

そうですね。ぶどう味でご提案頂いたころは、もっと柔らかい食感が良い、形状を変えたらどうか?など社員からの声がありました。ですが、オレンジ味に変えて1回目の試食に、先述の「ニンプスラボ」のメンバーにも試食をお願いしたところ、「おいしい!」「これなら、つわりの時も食べやすい!」と妊娠・出産に関わるプロのスタッフの満場一致がもらえました。

グミ研究所

当時のお打合せでお褒めの言葉を頂いたことはすごく印象に残っています!

長岡様

また、オレンジ色はNumber51のコーポレートカラーでもあるので、商品仕様、完成後のイメージなど、色々な要素が一つの枠にぴったり収まったように感じ、この仕様で進めていきたい!と思いました。

お客様の反応はいかがでしたか?

長岡様

取引先や知り合いからは美味しいと言って頂き、もっと食べたいのに、1日2粒しか食べてはいけないの?という意見もあるくらい好評でした。美味しいので事業を手伝いたいと申し出てくれる方もいて、本当に嬉しい反応でしたね。

今後どのような商品展開を検討されていますか?

長岡様

お子さん向けや、男性向けの商品展開も検討しています。
今回のD3プラス葉酸グミに配合しているビタミンDは主に妊娠中と産後の女性対象ですが、たとえば妊活中の男性が食べやすい物や小さなお子さん向けもよいのではないかと考えています。

グミ研究所

妊活向けの商品はまだまだアイテム数が少ないと思いますので、弊社も引続き商品展開にご協力させて頂きます!

日進乳業(グミ研究所)を利用してみていかがでしたか?

長岡様

良いなと思ったのは、お願いできる範囲が柔軟で幅広い点です。
私たちのように、右も左もわからず、食品どころか商品を扱ったことすらない企業に対しても一から丁寧に教えて頂きました。本来はこちらから商品仕様を細かくお伝えし、こちらの希望の仕様に沿って開発を御社にお願いするのが一般的だと思います。

しかし、先ほどもお話しした通り、お菓子の業界に関して知識がない状態の私たちに対し、グミや機能性成分の特性に関して教えて頂いたり、通常はどのような包材が一般的かを教えて頂くと同時に選定まで行って頂きました。

ボールを投げて終わりではなく、このような選択肢もありますよ、とご提案頂き、私たちは与えて頂いた選択肢から選ぶだけで商品化まで進めることが出来たので、コンサルティングも行って頂けたことがすごく大きなポイントになったと思います。
改めて、最後まで商品化できて本当に良かったですし、助かってばかりだったので御社でなければ商品化は無理でしたね。

日進乳業(グミ研究所)を利用してみていかがでしたか?
グミ研究所

そのように言って頂けてとても光栄です!
私たちも食品業界以外のお客様とのやりとりを行わせて頂き、学ばせて頂くことがたくさんありました。
本当にありがとうございます!

最後に、今後の日進乳業(グミ研究所)に期待することを教えてください。

長岡様

元々御社はOEM事業に特化しているというイメージでしたが、ここ最近グミ研究所の存在感が増しているように感じます。

私たちはグミ界のトップは御社だと思っていますが、このままグミ界のトップを走り続けてほしいと思っています。また、新しい商品の研究なども行って頂き、グミ研究所に相談すればできないものはない!という所を目指してほしいですね。

グミ研究所

皆さんの期待に応えられるよう、引き続き頑張ります!
本日はお忙しい中お時間を頂き、本当にありがとうございました!