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試作
【レゴランド誕生に捧げる】レゴグミを作ってみよう(2)
まずは研究所特製のグミ液を作りました。
特製といっても、通常の製作工程をベースとした「スターチモールド」での試作のため、「砂糖、水飴、果汁、ゼラチン」の基本的配合についてはあまりいじらないことにしました。
今回はスターチモールド製法で行うため、まずは木枠にコーンスターチをきっちり敷き詰めます。
そこに、レゴを押し付けると充填する「型」が出来上がります。
レゴを一つで型押しをしますと作業効率というより、型の精度が落ちることがわかりましたので、このようにレゴを積み重ねて慎重に型押しをします。
こんな感じでコーンスターチの上にどんどん型が出来上がっていきます。
出来上がったグミ液をこの型へ充填していきます。
試作室での手作業ですので、コーンスターチ上には均一に並んでませんがご容赦ください(笑)
実際のラインでは充填効率を考えた型取りを行なっておりますので整然と並びます。
充填作業が終わりますと、1~2日乾燥させてできあがります。
コーンスターチで作った方を崩しつつ(デモールド)、固まった「レゴグミ」を取り出していきます。
綺麗に拭き取っていませんが、そのおかげで「LEGO」の細かなロゴまでしっかり見えますね。
こんな感じで出来上がりましたが・・・。
今回はスターチモールド製法で行いました。
スターチモールドは乾燥が均一化され食感がよくなりますが、コーンスターチに面している部分が表面張力の影響で若干丸みを帯びているようです。
表面張力は今回のグミ液の特性かもしれませんが、どちらにしてもレゴらしい角ばったイメージが若干損なわれているのが欠点です。
グミ研究所としては納得のいかない出来となってしまいましたので、よりレゴらしさを求めてさらに研究を重ね、レゴランドオープンまでにはレゴファンが納得のいく「レゴグミ」を作ってみます。
【レゴランド誕生に捧げる】レゴグミを作ってみよう(3) に続く